平和がアコーディア・ゴルフを5,100億円で子会社化  PGMと合わせて保有ゴルフ場世界最多に

(写真) 左からPGM田中社長、平和嶺井社長、アコーディア三好社長

 ㈱平和は12月19日、上野にある本社で説明会を開き、国内最大手のゴルフ場保有運営会社「アコーディア・ゴルフ」の全株式を保有する投資会社を買収して子会社化すると発表した。

平和の子会社である「パシフィックゴルフマネージメント」(PGM)は国内2位となる148カ所のゴルフ場の保有しており、173カ所を保有する国内最大手アコーディアをグループに入れることで世界最多となる321カ所のゴルフ場保有会社となる。

 説明会には、平和の嶺井社長のほか、PGMの田中耕太郎代表取締役社長、アコーディア・ゴルフの三好康之代表取締役社長(就任予定)が出席し、今回の株式取得の概要や意義、ゴルフ業界の将来性、平和グループの今後の展望などを説明した。

 それによると、アコーディアの取得金額は有利子負債を含めて5,100億円。アコーディア取得後のグループの売上構成比(2024年3月期実績簡易合算)はゴルフ事業84.3%、遊技機事業15.7%となり、ゴルフ関連の事業構成比が増大する。

嶺井社長は「遊技機事業とゴルフ事業を両輪とした“総合レジャー企業”への成長をより一層推進し、もっと楽しめる未来を提供していく」と話した。

PGMの田中社長は今後のメリットについて、固定費削減、ブランド間の人事交流、顧客共有化などを挙げ、「プラスしかないと思っている」と強調した。  アコーディアの三好社長(就任予定)は「各ブランドの良さを柔軟に発揮することで顧客満足度を上げられる」とコメントした。