【球面体ノート44】1984年の『バニーガール』

 Twitterにて、沖縄の古いイメージとして使った1984年のパチスロコーナー写真。そこに写っていたアップライト型0号機と思われる『バニーガール』の筐体が非常に珍しいのでは、と多くの方からご指摘を頂きました。

 確かに、気がつきませんでしたが『バニー』という0号機とも違う、2号機から登場したと思われていた『バニーガール』という機種が、1984年既に存在していたことになります。これは調べてみる価値がありそうです。

 そこで、この機種について現時点で分かる情報を少しまとめてみます(「オリンピアマシン」「(パチスロ)0号機」「パチスロ」の区分けについては、コチラの記事にて考察していますので、よかったら参考にして下さい)。

 0号機『バニーガール』の写真と同じ時期、沖縄では「’84パチンコ&スロットフェア IN OKINAWA」という業界向け合同展示会が開催されていました。

 残念ながら、参加メーカー数等詳細については現時点では分からないのですが、オリンピア関連ブースのこんな展示写真を見つけました。

 これらはアップライト型の0号機4台で、左から『ビキニ』『バニーガール』『プレイガール7』『プレイガール』。この写真から、『バニーガール』は1984年頃にアップライト型0号機の一つとして発売されていたことが分かりました(※正式な型式名や機種名は不明)。

 しかし同機種はこれらの中でほとんど知られていなかったと思われ、恐らくですがこの時期に沖縄のみで? 設置されていた可能性もあるのでは、と思われます。

 こうした、いわばマイナー機と言えるか分かりませんが、

 こちらのブースに展示されている『HAWAII』というアップライト型の機種も、けっこう珍しいかもしれません(小さいため見づらくてすみません)。

 0号機以前の機種についてはまだまだ分からないことが多く、地域や期間限定だったりマイナーな存在も多かったように思われます。やはりこまめに資料や写真をチェックしなければいけないな、と改めて感じました。