一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構 「第19回社会貢献大賞表彰式」「2024年度助成金贈呈式」

佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合の「継続した地域に根ざした災害支援活動」事業が社会貢献大賞を受賞、24件総額3,735万円を助成

 一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(POSC、宮廻正明代表理事)主催の「第19回社会貢献大賞表彰式」並びに「2024年度助成金贈呈式」が、7月25日に都内新橋にある第一ホテル東京で開かれた。

 今回、社会貢献大賞を受賞したのは佐賀県パチンコ・パチスロ店協同組合(新冨和紀理事長)の「継続した地域に根ざした災害支援活動」事業。

 佐賀県と災害協定をむすんだことにより、ホール駐車場の利用が進み、車両水没被害が減少したため、県知事から高評価を得た。県内全店舗での防災備蓄プロジェクトと防災備蓄品ローリングストック配布の取り組みを防災イベントで紹介し、参加者から謝辞を受けた。大阪での防災EXPO参加やLINEを利用した一般への周知などの活動が評価された。

(写真) 宮廻代表理事(左)と大賞を受賞した佐賀県組合・新冨理事長

 社会貢献大賞を受賞した佐賀県組合の新冨理事長は「災害協定を結ぼうと思ったのは新型コロナウイルスの苦い経験があったから。あの時、パチンコなんていらないという声は経営者はもちろん、従業員やその家族までが不安になった。パチンコがないと困る、なければいけない、となるにはまだまだ時間が掛かると思いますが、まずは、あってもいいのではないか、と思ってもらえるようになろうと。今後パチンコホールが地域の防災拠点としての地位を確立して、事件事故は110番、消防救急は119番、災害時は777(スリーセブン)という認識が広まれば…」と謝意を述べた。

 このほか、都府県方面部門では熊本県遊協の「架空請求詐欺防止対策への支援活動」事業が最優秀賞を受賞したほか、兵庫県遊協の「障がいのある子供たちに夢を与える支援」事業、山口県遊協の「『闇バイト』加担防止啓発ポスター作製費用の支援」事業が優秀賞を受賞した。

 支部組合部門では、岐阜県遊協東濃遊技業組合の「永年にわたる地域の実情に寄り添った支援活動」事業が最優秀賞を受賞。広島県遊協・広島県遊防連・広遊技業防犯協力会の「積極的且つ長期的に防犯活動及び暴力追放活動等社会貢献活動を推進」事業が優秀賞を受賞した。

 組合員ホール部門では、北海道遊協所属㈱合田観光商事の「授産製品の販売等による持続的な障がい者支援活動」事業が最優秀賞を受賞。優秀賞は、秋田県遊協所属ダイナムグループの「大規模水害に対する多額義援金の寄附と災害復旧ボランティア」事業、三重県遊協所属㈱キング観光の「地域医療現場への資金支援継続による基金及び現場表彰制度の創設について」事業、宮崎県遊協所属㈱酉の丸の「MRI更新クラウドファンディング寄付金」事業、沖縄県パチンコ・スロット協同組合所属㈱サンシャインの「サンシャインゆいま~る(寄付)」事業が受賞した。

(写真)阿部副代表理事(左)から特命助成を受けたRSN西村代表 

 また、助成金贈呈式では共同助成が「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援」10件、一般助成では、「パチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援」4件、「SDGsの目標のうち『貧困をなくそう』『すべての人に健康と福祉を』の実現に資する活動への支援」2件、「子どもの健全育成と、質の高い教育を平等に受けられる社会の実現に資する活動への支援-1」4件、「子どもの健全育成と、質の高い教育を平等に受けられる社会の実現に資する活動への支援-2」3件、特命助成1件の合計24件に総額3,735万円の助成金が贈呈された。