2024年のパチンコ販売台数は78万5,000台、パチスロは72万1,000台 パチンコは「e北斗の拳10」、パチスロは「押忍!番長4」~パチンコビレッジ調べ

 ㈱パチンコビレッジがこのほど発表した2024年のパチンコ・パチスロ販売台数などのデータを集計した「パチンコ・パチスロ販売実績2024」によると、2024年のパチンコ販売台数は78万5,000台で前年比81%の減少、パチスロは72万1,000台で前年比96%に減少した。パチンコは2012年以降で初めて80万台を下回る結果となり、パチスロにおいてはスマスロ導入以降、徐々に設置シェアを広げていたが、適合率の低さもあり昨年に比べ微減という結果となった。販売台数におけるパチンコとパチスロの差は2020年までは50万台以上あった。しかし、スマスロ登場以降、徐々に差は無くなり、2024年は10万台以下となっている。また、パチンコとパチスロの合算台数150万6,000台は、2012年以降では2020年コロナ禍での135万7,000台に次ぐ低い台数となっている。

2025年の予想としては、安心要素として「スマスロの定着」、期待要素として「LT機・スマパチの普及」「パチスロ“BT機”の導入開始」を挙げており、一方で不安要素として、「止まらないホールの減少」「改善されない型式試験適合率の低さ」「高射幸機中心の新機種」を挙げている。さらに、2025年の販売台数について、パチンコは良くて「微減」、パチスロは「現状維持」もしくは「微増」、パチンコ・パチスロの販売台数が逆転する!?などと予想した。

 同社では「2024年の販売状況をみると、パチスロはスマスロが普及し定着している。一方のパチンコは7月からスマパチの緩和により、スマパチの新機種も増えはじめた。そのような状況で、2025年はパチスロの新ジャンルとなる“BT機”、パチンコは本格的な普及に向け動き出すスマパチに期待したい。しかし、高射幸機が多くなり、相変わらず低い適合率のため、メーカーも計画通りの販売は難しい状況と思われる。さらに、ホール店舗数や参加人口は減り続けているため、改善されない限りは販売台数も大きな伸びは望めないのではないか」としている。

なお、本データは同社が独自に調査したもので、全ての集計は納品日をベースとしている。また、メーカーは子会社等を含めたグループで集計しており、端数は500台単位で集計している。

【2024年パチンコ機種別トップ10】

1.e北斗の拳10(銀座) 35,500台

2.Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-(SANKYO) 25,000台

3.eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.(ジェイビー) 24,000台

4.e花の慶次~傾奇一転(ニューギン) 22,500台

5.P牙狼11~冴島大河~XX(サンセイアールアンドディ) 20,000台

5.Pゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクトG(ビスティ) 20,000台

5.Pとある科学の超電磁砲2(JFJ) 20,000台

5.P大海物語5スペシャル(三洋物産) 20,000台

5.PAスーパー海物語IN地中海2( 三洋物産) 20,000台

10.Pフィーバーマクロスフロンティア5(SANKYO) 19,500台

【2024年パチスロ機種別トップ10】

1.押忍!番長4(大都技研)  30,000台

2.Re:ゼロから始める異世界生活 season2(パオン・ディーピー) 28,000台

3.スマスロ ゴッドイーター リザレクション(セブンリーグ) 24,000台

4.Lパチスロ戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌(ジェイビー) 21,500台

5.Lパチスロ かぐや様は告らせたい(ジェイビー) 20,500台

5.Lダンベル何キロ持てる?(SANKYO) 20,500台

5.スマスロモンキーターンV ※増産(山佐) 20,500台

8.L聖闘士星矢 海皇覚醒 CUSTOM EDITION(サンスリー) 19,500台

9.スマスロ モンスターハンターライズ(アデリオン) 18,500台

10.パチスロ からくりサーカス※増産(SANKYO) 18,000台