【可愛いぱちんこ】第5回:可愛い「小鋼珠看板@1988」in 台湾

 パチンコに関するあらゆる物事を「可愛い」という目線で語りまくるシリーズ第5回目は、1988年の台湾小鋼珠(パチンコ)の看板です。

 台湾にもパチンコ店があるということは、多くの方がご存知かと思います。台湾政府が正式にパチンコを認めたのは1988年のことですが、それ以前から同国内には数百〜千軒程度のイリーガルなお店があったと言われており、今回その当時の写真などを入手することができました。

 いわば過渡期の「何でもアリ」時代ゆえ、その看板にもユニークで可愛いものが沢山。一番最初の写真は、ゲームとパチンコが一緒になってしまっている小さなお店の看板2つで、上の丸い方には「任天堂」の文字も見えます。そしてその下にある白い看板の「小鋼珠」の文字が、すごくシャレてて可愛いです。

 続いてこちらは「No.1」? というパチンコ店のもので、細い文字の真ん中に鎮座しているのはなぜか『レーザースペーシーEXA(平和のデジパチ)』盤面。電球やネオン管の配置から見て、夜になると周囲などがピカピカ光ると思われ、想像しただけで可愛すぎて萌えます(笑)。

 恐らく、中央の盤面は交換式になっていて新機種? への差し替えもあったかもしれません。近くに住んでいたら、毎回撮影するのは必至でしょう。

 さて、こちらは店内写真で見つけた可愛い看板というか「幕板(台の上部にあるスペースのこと)」です。大きな矢印の「弾跳」は恐らくパチンコ玉が弾けたり跳んだりする様が込められているのではと推測しますが、デザインがそれっぽくて可愛いです。

 また、右側の小さな矢印の「キノコ」も唐突で可愛い。キノコといえば、あの人気ゲームの重要アイテムでもありますから、ひょっとしてそういうところからキャッチーな狙いで描いてあったりするのかな? とも邪推してしまいます。

 そして、出ました(笑)。日本でもよく見かける玉の擬人が、やはり台湾にもいたようです。シルクハットをかぶり靴をはいた玉……といえば、平和のオリジナルキャラ「玉ちゃん」を思い浮かべます。当時は先ほどのスペーシーEXA看板でも分かる通り、平和の機種も人気だったようですから、玉ちゃんがベースになっている可能性は高いのではないでしょうか。

 ただ、玉ちゃんにはある「腕」がこちらにはないですし、顔つきも目がぱっちりしていて若い雰囲気。多少はアレンジしている可能性も高まりましたね(笑)。

 最後は、ある「可愛すぎること」に気づいて大笑いしてしまった看板です。上の看板の、丸で囲んだ「パチンコ」という文字を覚えておいて下さい。

 そして、同じ看板を「裏側から撮った」写真を見てみると……

「コンチパ」!

 そうです、逆側の看板には「パチンコ」の逆読みである「コンチパ」と書いてあったんです。これは狙っていたのか、はたまた日本語がよく分からないまま文字を逆から並べてしまったのか?

 今となっては知る由もありませんが、どっちにしても可愛いことに変わりはありませんし、こうして30年以上経って見ることができ、本当に嬉しいです。

 台湾のパチンコに関しては、もちろん可愛い部分以外にもご紹介したいことが沢山あります。資料や写真を整理しつつ、また改めて記事を掲載したいと思います。

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