【球面体ノート14】*ゼロタイガー40年*羽根モノのカタログを見ながらダラダラ話そう<2>

 今回は、早速ですが問題です。

 上に並べた3枚のカタログ、何という羽根モノのものでしょうか? ヒントは90年代初頭、まだタイアップも普及していない時代なので同じようなデザインの表紙になっていますが、それぞれ何となく写真で雰囲気を表しています。

 ……ということで、答えは以下の通り。

 ニューギンの『ポップアート』『デルタ』そして『日本一』でした。

 とはいえ、おそらく『ポップアート』しか知らないよ、という方が多いかと思いますので、盤面写真を並べてみることにします。

(写真)左から『ポップアート』『デルタ』『日本一』

 それぞれ、ポップ、サイバー、和風、という雰囲気の盤面になっていて、特に左の『ポップアート』は、賞球5&10で遊びやすくヒットしたので、打ったことがある方も多いかと思います。

 しかし、この3機種をなぜセットで取り上げているのか……?

 それは、役物部分のアップを見てみればすぐに分かります。

(写真)3機種の役物部分アップ

 ……これは……!

 そうです、3つとも同じ役物を使っていたんですね。しかし見た目は一緒ですが大当り中などの挙動はまるで違っているのが面白く、

『ポップアート』…5&10で大当り中1個貯留

『デルタ』…オール13で貯留なし、Vゾーンの位置が移動

『日本一』…オール13で最大6個貯留

と、いうスペックになっていました。

 羽根モノ好きなら打ち比べをしたいところですが、当時は『ポップアート』の圧勝状態で、結局それ以外をほとんど見たことがなかったのが残念だったな……と、改めてカタログを眺めながら思うのでした。