【レジャー白書2023速報版】パチンコ・パチスロ参加率微増、希望率微減

 公益財団法人日本生産性本部の余暇総研はこのほど、「レジャー白書2023」の速報版をオンラインで公表した。

 速報版は、本年10月に発行予定の「レジャー白書2023」の取りまとめに向けて実施した2022年の余暇活動に関する個人の意識や参加実態に関するアンケート調査の結果をまとめたもの。調査は、本年2~3月にインターネットを通じて実施し、全国の15~79歳男女、3,306人から有効回答を得た。

 今回公表したのは、各種目の参加率、年間平均活動回数、年間平均費用、参加希望率の推計値で、参加人口と市場規模については集計中とのこと。

 娯楽部門に属すパチンコ・パチスロの参加率は8.3%で前年比+0.8%、年間平均活動回数は31.9回で同じく+0.1%、年間平均費用は8万8,400円で前年より5,800円減少した。また、パチンコを今後やってみたい、継続したいという人の比率を表す参加希望率は5.7%で前年より0.3%減少した。

 また、速報版では余暇全体の傾向として、「仕事より余暇を重視する割合が年々増加している」と報告。仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、63.9%が余暇を重視する傾向にあった。特に「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の回答率が2020年以降増加している。

 なお、余暇活動参加率では、「国内観光旅行」が1位に復帰した。性別でみると、男性は前年に続き「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」が1位。女性は「国内観光旅行」が32.8%から45.4%に大きく上昇し1位となった。また、潜在需要は「海外旅行」が1位だった。