レジャー白書2025速報版を公表 パチンコ・パチスロ参加率微増、年間平均費用8.99万円で前年比1.91万円減少
- 2025.07.28
- パチンコ・エンタメニュース

公益財団法人日本生産性本部の余暇総研(前田和敬理事長)は7月15日、「レジャー白書2025」の速報版をオンラインで公表した。
速報版は、本年10月に発行予定の「レジャー白書2025」の取りまとめに向けて実施した2024年の余暇活動に関する個人の意識や参加実態に関するアンケート調査の結果をまとめたもの。調査は、本年2月からインターネットを通じて実施し、全国の15~79歳男女、3,467人から有効回答を得た。
今回公表したのは、各種目の参加率、年間平均活動回数、年間平均費用、参加希望率の推計値で、参加人口と市場規模については集計中とのこと。
娯楽部門に属するパチンコ・パチスロの参加率は7.1%で前年比+0.3%、年間平均活動回数は31.0回で同じく-0.2%、年間平均費用は8万9,900円で前年より1万9,100円減少した。また、パチンコを今後やってみたい、継続したいという人の比率を表す参加希望率は5.4%で前年より0.2%増加した。
なお、主な公営競技等の参加率・年間平均活動回数・年間平均費用・参加希望率は以下となる。
宝くじ17.5%・16.0回・2万8,100円・16.2%、サッカーくじ4.1%・26.1回・2万9,600円・4.2回、中央競馬8.5%・30.0回・8万5,800円・8.7回、地方競馬4.6%・24.4回・7万1,700円・4.6回、競輪2.9%・24.1回・5万9,800円・2.2回、ボートレース2.7%・27.6回・7万3,800円・2.6回、オートレース1.4%・21.4回・6万3,100円・1.2回。
このほか、速報版では全体の主なポイントとして以下を挙げている。
●仕事より余暇を重視する「余暇重視派」が過去最高を更新
仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、余暇重視派(「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」「仕事は要領よくかたづけて、できるだけ余暇を楽しむ」の合計)が67.8%と過去最高を更新。特に「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」割合が2021 年以降増加しており、37.8%とこちらも過去最高を更新した。
●余暇活動参加率では、「国内観光旅行」が3年連続1位
余暇活動の参加率は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が、48.3%で3年連続の1位。 前年(48.7%)から横ばいで推移。ただし、コロナ禍前の2019年(54.3%)より低い。
2位は「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」(38.1%)で前年から1.1ポイント増。順位を1つ上げたが、1位となった2020 年(39.4%)より低い。一方、前年2位の「外食(日常的なものは除く)」は3.6ポイント減少し3位。4位、5位はともに前年に引き続き「読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)」「音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FM など)」となった。
男女別でみると、男女ともに「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が1位だが、参加率はいずれも前年よりわずかに低下。
●潜在需要では、「海外旅行」が前年に引き続き1位
各種目の希望率と参加率の差を「潜在需要」として算出したところ、1位が�「海外旅行」、2位が「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」と、前年同様の結果となった。ただし、「海外旅行」は前年より3.9ポイント、「国内観光旅行」は前年より0.6ポイント減少。いずれも前年より希望率が低下したことにより潜在需要が低下。
●一人当たりの平均参加種目数は10.4種目から10.2種目に微減
一人当たりの平均参加種目数は10.2種目。コロナ禍の2020 年(9.9種目)、2021年(9.7種目)、2022年(10.1種目)より微増したものの、前年2023年(10.4種目)からは微減。また、2019年(12.3種目)よりは低い。
なお、余暇活動の参加率上位10種目は以下。
1.国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)48.3%
2.動画鑑賞(レンタル、配信を含む)38.1%
3.外食(日常的なものは除く)35.6%
4.読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)33.8%
5.音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)33.3%
6. ウォーキング31.6%
7.映画(テレビは除く)30.5%
8.ドライブ30.2%
9.複合ショッピングセンター、
アウトレットモール28.6%
10. SNS、ツイッターなどのデジタルコミュニケーション25.9%
「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が、48.3%で、3年連続の1位。前年(48.7%)から横ばいで推移。ただし、コロナ禍前の2019年の参加率水準(54.3%)よりは低い。
2位は「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」で前年から1.1ポイント増。順位を1つ上げたが、1位となった2020年(39.4%)より低い。
入れ替わりで前年2位の「外食(日常的なものは除く)」が3.6ポイント減少し3位。4位、5位はともに前年に引き続き「読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)」「音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)」となったが、どちらも参加率は低下している。前年6位の「ドライブ」は2.5ポイント減少し8位となった。
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