【球面体ノート12】*ゼロタイガー40年*羽根モノの歴史を振り返る

 1981年に羽根モノの元祖『ゼロタイガー』が誕生してから今年で40年。そこで今月当サイトでは、羽根モノを随所で特集しています。

 今回は羽根モノの歴史について、規則改正などターイングポイントごとにざっと振り返ってみたいと思います。

▽羽根モノ草創期〜10カウント時代

 1981年に誕生した『ゼロタイガー』は、ごく初期にはVに入り続ける限り継続する射倖性が高いものでしたが(※開発者の取材より)、すぐに8ラウンド継続へ変更。

 1985年には1ラウンド10カウントまでの規則改正が行われ、『レッドライオン(西陣)』などがヒット。また、当時は『フィーバー』から誕生したデジパチの射倖性が高過ぎたため、各店舗設置台数の3割までしか設置できない自主規制が始まっていたこともあり、羽根モノがホールの主役になっていました。

▽貯留の誕生〜羽根モノ全盛期

 1986年、平和から登場した『ビッグシューター』は役物内で初めて「貯留」システムを搭載し、斬新な面白さで大ヒットを記録しました。

 その後磁石を使った『スーパーブラザース(西陣)』など各メーカーからアイデア溢れる機種が続々登場し、羽根モノ人気をさらに盛り上げました。

▽新要件により、羽根モノは大量出玉時代へ

 1990年秋に行われた規則一部改正によって、羽根モノは最大賞球15個&最大継続回数15回までとなり、当初は『ニューモンロー(西陣)』『サーカスⅢ(三洋)』といった2000発程度出る機種が人気を集めました。

 しかし、射倖性がアップしてデジパチとの差別化が図れなくなってしまったことや、設置台数3割規制が解除されたことなども重なり、だんだんその存在意義が薄れていきます。

▽ラウンド振り分けとタイアップ機登場

 デジパチや権利物の射倖性や人気に押され気味だった羽根モノでしたが、ラウンド振り分けと連チャン性が魅力の『たぬ吉君2(京楽)』ヒットによって、新たな方向性を見いだしました。

 また、同年には『オロチョンパ(SANKYO)』シリーズによって、初めてタイアップも誕生。その後カード式(CR)の羽根モノも登場するなど、また新たな方向性が模索されるようになります。

▽種別撤廃〜現在

 とはいえ、やはりデジパチなどに比べ射倖性が少ないタイプとしての羽根モノは苦戦が続き、2004年の規則改正により種別撤廃、つまりジャンルとしての消滅を迎えました。

 しかしそれによって、チャッカー入賞時の保留や直撃当りなど新しいゲーム性を盛り込むことが可能になり、「羽根モノタイプ」としてホールで存在感をアピールすることになりました。

 中でも2012年誕生した『CRA TOKIO DELUXE』のヒットは、再び羽根モノが脚光を浴びるきっかけになりました。タイアップでも『レレレにおまかせ!(Daiichi)』シリーズのロングセラーなど、まだまだ見逃せない機種は少なくありません。

 2021年現在、残念ながら多数メーカーが羽根モノでしのぎを削る状況にはなっていませんが、アナログの面白さや多彩なジャンルの一つとしてのニーズはまだまだあるハズ。ぜひさらなる復権に期待したいところです。