【球面体ノート41】熊猫的遊技場夜話

 2023年2月は日本で人気を集めていたパンダたち数頭が中国に返還されてしまい、悲しい気持ちになってしまった方も多かったかと思います。

 そんな中ふと思い出したのが、パンダとパチンコホールの関係です。

 上の写真は1983年、上野・アメ横にあった「ニューセブン」というホール。よく見るとドアのところにパンダが描かれており、やはり上野のお店らしいなと思いつつ中に入ってみると……

 この店は入口から階段で中二階と半地下に分かれていたのですが、ちょうど入ってすぐ目に入る壁面にて、パンダたちがお出迎えしてくれます。

 さらに、台が並ぶ壁際にはこんなインパクト絶大のオブジェも。

 店名のロゴをあしらったパンダの親子が、大きく描かれていたのです。

 まぁなんとなく「可愛い」というより写実的な親子といえますが、上野でパチンコを打っている気分は盛り上がったかも? しれませんね。

ちなみにニューセブンはこの後改装しましたが、パンダ関係のオブジェや絵などは全くなくなってしまいました。

 一方、こちらは1985年埼玉県でオープンした、その名も「パンダ」というホール。

 大きなネオンや花輪が並び、昭和の時代を感じさせます。

 こちらが同店の開店前、店内の様子。パッと見た感じはキレイで近代的な作りをしているオーソドックスなホールですが、実は歴史に残る? ある超ユニークな仕掛けがあったのです。

 その仕掛けとは……「床暖房」を装備していたこと!

 当時の記事によれば床下に湯が流れており、お客さんが暖かく快適に過ごすことができたそうです。

 パンダ関係ない! と怒られそうですが(笑)、まぁちょっと面白い話的に納めてもらえれば幸いです。